幻想的な世界でデートを楽しむ
なにも渋谷や原宿だけがデートスポットじゃありません。池袋にも恋人たちにふさわしいところがございます。池袋西口から徒歩5分の距離に、かつて日本の探偵小説の先駆者であられた、江戸川乱歩先生が住まわれていた屋敷があるンです。実際にあの有名な少年探偵団シリーズを執筆した書斎や、今では貴重な資料の数々が集められた土蔵「幻影城」があるンです。私はちょうど二十歳ぐらいのころ、この乱歩先生の小説にハマりまして、実は私の家からさほど遠くない場所に、この旧乱歩邸があると聞いたものですから、いつか行ってみたいと思ってたわけでございます。で、デートのときに、その夢を叶えたってなわけです。
もちろん、彼女はあまりそういう類いの小説を読んだりはしませんから、このデートは成功なのかどうかも分かりませんが、少なくとも、私は満足しております。この現実味を帯びた冷たい現代にあって、まさにそこには幻想的な世界がある。これは乱歩ファンならずも、十分に楽しめるンじゃないですかね。